ダブルトップ&ダブルボトム
チャートパターンとは、「 局所的によく観察される値動きの形状 」のことを指します。その性質上、多くのトレーダーが意識する値動きであるため、 環境認識やエントリートリガーとして重要な役割 を果たします。
このように、潜在的にも顕在的にもその後の値動きを予測するために有用な形状なので、 テクニカル分析においては必修事 項と言えるでしょう。
チャートパターンは場合によっては数十の種類に分類されることがあるのですが、重要なのはチャートパターンを形成する本質です。その本質とは、「 意識される抵抗帯付近で、なぜ再現性のある値動きをするのか 」ということにあります。
少し長くなりそうですが、以下ではチャートパターンの代表例である、ダブルボトムとトリプルボトムの2つを中心に、私の考えを順を追って説明したいと思います。
相場はNで構成される
そうすると、 相場価格の動きも波として捉えることが非常に有用 であることが容易に想像できます。価格はトレンドを作っている時でも、レンジで燻っている時でも、時に上がっては時に下がり、その値動きを形成していきますよね。
ダウ理論のトレンド判定の際に高値と安値を結んでいく事を「波形認識」と呼ぶのはこの性質を捉えたものですし、エリオット波動論でも 価格の動きを波として捉えています 。
したがって、上昇トレンドの形成パターンを捉えるには、 グレーで塗りつぶされた2つのパターンに注目 すればよいことがわかります。
ダブルボトムとトリプルボトム
つまり、直近の波形で下降トレンドが形成中に、「安値が同等で高値が切り上げる形」と「安値も高値も切り上げる形」が下降トレンドの転換を示唆するチャートパターンになる、ということになります。 前者をダブルボトム、後者をトリプルボトム(逆三尊) と呼びます。
ダブルボトムとトリプルボトムはなぜ意識されるのか?
ダブルボトムやトリプルボトムは、今となってはそれだけで意識されるチャートパターンの一つだと思いますが、 これらがトレンド形成のパターンとして意識される理由は単純な説明が可能 です。
このように、ダブルボトムやトリプルボトムは複数の理論や考え方から支持されるため、 買いのチャートパターンとして強く意識されることが多い です。
ただし、上記のようにいろいろな面から理由付けされるということは、 それらの根拠を併せ持っていない場合には注意が必要 だということです。例えば下図のように、急落後に逆三尊を形成したと思ったら、そのまま上昇トレンドを形成せずに下降トレンドを継続するというようなパターンも頻出します。
というわけで、 「ダブルボトムやトリプルボトムが観測できたらロング」というような単純なトレードルールはほぼ間違いなく勝てません 。これらのパターンがなぜトレンド形成を示唆するかの理由をきちんと理解した上で、これらのパターンをトレードルールに組み込んでいきましょう。
ダブルボトムやトリプルボトムの使いどころ
一つ目は長期トレンドフォロー型(下図左)で、中期的に形成した下降トレンドが徐々に弱まってきてから観測できるダブルボトムやトリプルボトムを根拠にロングエントリーするパターンです。二つ目はレンジブレイク型(下図右)で、レンジ相場をブレイクした後に、意識されていた抵抗線付近でレジサポ転換が生じるかどうかというところでダブルボトムやトリプルボトムが観測できたらロングエントリーするパターンです。もちろん、いずれの場合もきちんと環境認識した上で使うことになります。
ダブルトップとトリプルトップ
転換のパターンをどう使うか
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FXの「ダブルボトム」には2種類ある!?(ダブルトップも同様)
トレード手法
「ダブルボトム」とは
FXのチャート分析において代表的な「チャートパターン」というのがいくつもありますが、その代表的なものが「ダブルボトム」「 ダブルトップ 」ですね。
形だけ覚えるのではなく、 なぜ反転のサインと呼ばれるのか?という本質を理解しましょう という解説を以前にしてますので、詳しくはそちらの記事を読んでみてください。
「調整」と「反転」の2種類
2種類のダブルボトムというのは 「調整」 と 「反転」 です。
上の画像は、2つとも「ダブルボトム」のネックライン抜けの場面ではありますが、 「本質」 的には違うというのが分かりますでしょうか?
それは、 「下降波が反転する」 というイメージと、 「下降波が調整に入る」 というイメージですね。
そうなんです、右側の小さいダブルボトムは、フラクタル構造的に 「下位レベルのダブルボトム」 だったんですね。
つまり、下降波にとって下位レベルのダブルボトムということは、 下降波の「反転」ではなくて下降波が「調整」に入る 、つまり上昇調整波が発生する、もしくは発生したと判断されるネックラインと言えます。
下位レベルのダブルボトムのネックラインを上抜けることによって ピンク色 の下位レベルの下降トレンドは「反転」します。
そして、サポートを抜けられずに上昇反発した上昇波がこのネックラインを抜けることで、緑色レベルの 「反転」 になるわけです。
今の話で気づいた方もいると思いますが、厳密にはダブルボトムは 「反転」 の1種類しかありません。
なので、フラクタル構造的に 「調整」 と 「反転」 の2種類のダブルボトムが存在しているというイメージを持っている方が対応しやすかったりします。
単純には、 その波レベルにとって小さいダブルボトムは「調整」になりがちであり、大きなダブルボトムは「反転」になりがち ということ。
上に紹介した記事にも書きましたが、ダブルボトムの本質的な部分は、 「本命の戻り売り勢力が入ってきて出来上がった砦(戻り高値・ネックライン)が上抜けてしまうことで、その波レベルの下降トレンドの継続のシナリオが破綻する」 という点です。
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【FX】「ダブルトップ」「ダブルボトム」とは?【チャートパターン】
FXテクニカル分析
この記事ではFXにおけるチャートパターン 「ダブルトップ」「ダブルボトム」について以下のような疑問や悩みに応えられるよう詳しく説明しています。
- チャートパターンについて勉強しており、「ダブルトップ」の 特徴 を知りたい
- 他の相場の 転換パターン も知りたい
- 「ダブルトップ」「ダブルボトム」の エントリーポイント は?
- 「ダブルトップ」「ダブルボトム」だと思っても ダマシ によく合う
FXチャートパターン「ダブルトップ」「ダブルボトム」とは?
「ダブルトップ」「ダブルボトム」は相場の転換点に現れることがあるチャートパターン で、これが現れると トレンドが転換する可能性を示唆しています。
チャート形状としては、 「ダブルトップ」であればアルファベットの「M」のような形、「ダブルボトム」であればアルファベットの「W」のような形になります が、「ダブルトップ」を例に取って図で表すと以下のような形状になります。
図1
AとBのポイントで高値を抑えられた後、AとBの間の安値に合わせて引ける ネックラインを下抜けた段階で「ダブルトップ」の完成 です。
AとBは 必ずしも高値がぴったり揃うわけではなく 、Aの方が高かったり、Bの方が高かったりもします。
「ダブルトップ」の上下逆転バージョンが「ダブルボトム」となり、更にもう1つ頭が増える「トリプルトップ」、「トリプルボトム」などもあります。
図2
また、相場の転換点で出ることのある、似たようなチャートパターンに「ヘッドアンドショルダー(三尊・逆三尊)」があります。
「ダブルトップ」「ダブルボトム」のエントリーと決済
「ダブルトップ」「ダブルボトム」のエントリーポイント及び決済ポイントについて説明します。
図3
「ダブルトップ」「ダブルボトム」の注意点
「ダブルトップ」や「ダブルボトム」の注意点として、 ネックラインを抜けた後にダマシに合うことがあります。
図4
1点目は 「ダブルトップ」であれば相場の高値圏、「ダブルボトム」であれば相場の底値圏で出現しているかどうか です。
基本的に相場の転換ポイントで出るチャートパターンになりますので、レンジ相場の中間付近で「ダブルトップ」や「ダブルボトム」のチャートパターンが出たからと言ってエントリーしたとしても、それは「ダブルトップ」「ダブルボトム」ではなく、 もみ合いの中で生まれたダマシ ダブルトップ&ダブルボトム ですので、結果としてロスカットされる可能性は高いと思います。
ダマシを避けるためにも、 しっかりと環境認識を行い、相場背景を読み取った上で、相場の高値圏、底値圏で「ダブルトップ」「ダブルボトム」のチャートパターンを当てはめていく必要があります。
2点目は 「ダブルトップ」であれば最高値でしっかりとレジスタンスされているか、「ダブルボトム」であれば最安値でしっかりとサポートされているか を確認した方がより精度が高まります。
ダブルトップ・ダブルボトムを上手に活用してチャートを攻略する方法!
(おいおい、それだけか・・・)
チャートパターンに限らない話ですが、 状況が変われば勝ちパターンも変わる わけで、形とかサインを 「知ってるだけ」 に留めちゃうとあんまり意味ないんですよね^^;
相場なんてものは、その時々で動いている要因や投資家心理も全然違います。
なので、実戦トレードでは パターン・サインの力がバッチリと発揮 させるための 状況判断 とかも必要です♪
逆にいうと、ダブルトップ1つだけでも相場状況などを考え、使いこなすことができれば、それはFXで勝つための超強力な武器 = エクスカリバー になるのです(・∀・)
とは言え、まずは パターンの形状理解 は欠かせないのでそこから書いていきます♪
ダブルトップ・ダブルボトムとは
ダブルトップは 上方向への値動き が反転し下落する際によく出てきますね。
実際にはレジサポライン(抵抗帯)などによって抑えられた際に ベジータ様 アルファベットの「M」のようにダブル(2回)トップ(天井・高値)を付け、その後下落した形のことを言います。
逆にダブルボトムは 下方向への値動き が抑えられた際に出てくるパターンで、アルファベットの「W」のようにダブル(2回)ボトム(底・安値)ダブルトップ&ダブルボトム を付け、その後上昇した形のことを言います。
また、画像からもわかるように相場の値動きって、それまで上がって(下がって)いたものが、 いきなりV字でそのまんま下がる(上がる)ことは少ない んですよね!
そしてその「心が折れる」ポイントが ダブルトップ(ボトム)のネックライン になります。
ネックラインを意識すると動きを読みやすい
ダブルトップ・ボトムでの相場の方向転換は、 ネックラインを抜けるかどうか で判断すると言っても良いですね!
ダブルトップ・ダブルボトムのチャンスはいっぱい!
その答えは、ダブルトップ・ボトムの値動きは 「反転時の普遍的な投資家心理の表れ」 だから、だと考えられます(・∀・)
相場というものは俯瞰的に見れば、一直線に動くことはなく行ったり来たりを繰り返しながら、徐々に 上がって いったり 下がって いったり、そのまま横ばいに動いたりしていますよね?
この行ったり来たりの動きでは 「反転の部分」 が必要不可欠になり、この反転の動きの中でダブルトップ・ダブルボトムが形成されやすいため、チャートにたくさん出てくるのです(´ー`)
パターン形成に到るまでの投資家心理
では、さらに深掘りして 「なぜ」 このような形を形成しやすいのか?
先ほどは告白に失敗した可哀想な青年に例えましたが、ここからは 真面目に投資家心理 を見ていきたいと思います(・∀・)
① 平均値や偏差値との乖離が広がるくらい、ある程度価格が上昇すると、それまで買いポジションを持っていたトレーダーが 「そろそろ利確しようかな」 とか、他のトレーダーが 「そろそろ下がりそうじゃね?」 と、徐々に 買い → 売り に傾き出し、 1つ目の山を形成 していきます。
② しばらく買い → 売り が続き、ある程度価格が下がってくると今度はそこが 「押し目」 になると考えたトレーダーが買いポジションをとって、再び価格を押し上げて行き 1つ目の谷を形成 します。
③ 先ほどの②の勢いが強ければそのままN型に伸びていき、 ダブルトップ形成失敗 になります。逆に言えば上昇が続くと言うわけですな。
しかし、ここで①の 「そろそろ?」の投資家心理 や、1つ目の頂点を目安にした 「また抑えられるのでは?」 という心理が勝つと、買い < 売りに傾きだし、 2つ目の山を形成 して行きます。
ここは2度目の押し目になりますが高値は2回抑えられているので、心理的に買い < 売りになりやすく、さらにネックラインを超えると買いポジションの 撤退(売り) や「ネックライン割れ」を狙っていたトレーダーも売りポジションを取り出すので、 勢いよく下がって行きます。
これらの投資家心理からもお分かりのとおり、ダブルトップは 売りでエントリーしたり・買いポジションの決済 に、ダブルボトムは ダブルトップ&ダブルボトム 買いエントリーしたり・売りポジションを決済 する際に使えると言えるでしょう(´ー`)
ダブルトップ・ダブルボトムを活用するための4つのポイント!
お次は上で書いた投資家心理を加味した上で、 実際のトレードで活用する方法 を書いていきますわよ(´ー`)
1. 価格帯を目安にする
2. 抵抗帯に注目する
3. 時間軸も考えてみる
4. どの段階でエントリー・決済するべきか
価格帯を目安にしよう
実践トレードする際のポイントとして、まずはダブルトップが 出現する価格帯 と、その時の 相場状況 に注目してみましょう♪
先ほど書いた通り、ダブルトップが形成される可能性が高いのは「そろそろ下がるかも?」と言った心理が働く 「高値圏」 です!
逆に、安値圏でダブルトップが出てきても安易にのらず、 ダブルボトム に注目します。
抵抗帯に注目する
たとえパターンが形成されずに「だまし」となってしまった場合でも、抵抗帯が逆行の勢いを抑えてくれて 損切りリスク を軽減してくれますし、 ワンモアチャンスの可能性 を残してくれる、というわけですね!
時間軸を考えてみる
例えば日足や4時間足といった、中長期的な時間軸でダブルトップやダブルボトムが形成されるには、 少なくとも数日〜1ヶ月 くらい要します。
数日待って、満を持してトレードしていくのもいいですが、 ORZのようなデイトレーダー や スキャル でトレードしていく場合は、 中長期的な山や谷で短期的な時間軸をみていき 、そこでダブルトップやダブルボトムでトレードしていく、という方法が効果的です♪
相場の値動きというものは、基本的に フラクタルな構造 をしていたりするので、こうしたトレードもアリよりのアリです(・∀・)
また、この時間軸の概念と先ほどの抵抗帯を組み合わせて、 中長期的な抵抗帯を背に短期的なパターン を見ていくと、さらにトレードの幅が広がります!
このように1時間足や4時間足で、抵抗帯に当たった時の ローソク足1本 は、短期で見ると ダブルトップ・ダブルボトム になっている可能性が高いのです。
どの段階でエントリーするべきか
これに関しては、そのトレーダーが狙う利益や時間軸、相場状況などによって様々なパターンが考えられれますが、基本的には ネックラインを起点にエントリー するのがセオリーです(ダブルトップ&ダブルボトム ´ー`)
ちなみに、ネックラインを解説した記事にも書いたのですが、ORZの場合は ネックラインへの勢い を判断材料としてネックライン手前でエントリーしたり、ダブルトップ(ボトム)の2つ目の山(谷)でエントリーしたりします。
やはり ダブルトップ&ダブルボトム 基本がしっかりあっての応用 ですからね。
そんで、慣れてきたら自分自身のトレードスタイルに合わせて、スキャルならなるべく早い段階でのエントリーが合うのでは?とかスイングならネックライン抜けた後の 「だまし」 まで見極めてエントリーしてからでも遅くないか?
ダブルトップ・ダブルボトムのあとがき的な
お疲れ様でした(´ー`)
ここまで読破していただけたのであれば、ダブルトップ・ダブルボトムの基本的なところは バッチリ だと思います♪
今回はダブルトップ・ダブルボトムがなんなのか?というところから、形成のメカニズム的なところ、エントリーの話をしていきましたが、このほかにも エントリーの逆の考えで決済 を考えたり、 トレンドの転換ポイントとしてのテクニカル分析にも応用 していけると思います♪
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